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議会活動

守口市議会 令和5年6月

公園の整備促進と自治会館・地域館の建て替え支援について

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水原

次に、公園の整備促進と自治会館・地域館の建て替え支援について伺います。
 公園の大きさや性質は様々ありますが、そのいずれも、日常は地域住民の憩いの場や運動の場であり、子供たちの遊びの場や社会学習の場であり、災害時には避難所となり、そして、街並みを美しく彩る、重要なインフラです。
 また、少子高齢化が進む中、高齢者の皆様に社会とのつながりを維持していただき、健康増進に取り組んでいただく場として公園の重要性はますます高まっています。私は、そのような視点から、中学校区ごとに基幹公園を整備し、安全安心の確保と都市の魅力向上を進めることを強く訴えてまいりました。
 瀬野市長におかれましても、今議会の所信表明で、市民の皆さんが憩いや潤いを感じられるとともに、災害発生時には一時避難場所ともなり、安全安心のまちづくりに大きく寄与する公園の整備に取り組む旨を表明されており、私はこの方針に基本的に賛成いたします。
 一方で、公園は、利用状況などを踏まえ、集約化も図りつつ、計画的に整備を行っていくことが必要、ともされています。
 先ほど申し上げた通り、利用者の多寡はあるかと思いますし、規模の大小、目的、所在地等の違いもありますが、市内のいずれの公園も地域に愛され、
皆様に愛され、いざという時の備えでもある重要なインフラです。行財政改革を進める中で、管理を地域住民や自治会、NPOの皆様へ委託するなど合理化したり、使用方法を見直したりすることはあるかと思いますが、公園そのものを廃止しますので他所を使ってください、と地域に示すことは、折角の素晴らしい施策に色濃く影を落とすのではないでしょうか。
 それによって得られるメリットと、高齢者や子どもをはじめとする地域の負担増、嘆きや不満とを慎重に比較するべきです。
 このような観点から、中学校区ごとの基幹公園の整備をはじめ、公園の整備を着実に進め、地域の皆様の生活の向上と安全、安心の確保、そして、守口の街並みの改善につなげることについて、市長のご見解を伺います。

 また、公園と同様、平時・有事における地域の交流と学び、そして備えの場として、地域の皆様が管理する自治会館・地域館があります。この守口には多数の自治会館・地域館が存在し、地域の皆様に愛されていますが、老朽化している施設も多く、安全や景観の面からも懸念が寄せられています。市も再整備の補助金は用意していますが、物価高騰の折、決して十分とは言えません。
建築費の高騰は、諸々の高騰の中でも上位にあり、社会問題化していることは皆様もご存じのことと思います。
 また、最近は、電子錠や予約システム、防犯カメラといったDX技術を活用し、管理の合理化や利用者の増加に取り組むことも可能ですが、こちらも相当程度の費用がかかり、地域の善意に頼るにも限界がある状況です。
 つきましては、今般の建築費の高騰を踏まえて、自治会館・地域館の再整備の補助をより充実させるとともに、DX技術の活用等の新たな取組みをされる場合には、その費用に対する補助制度を設けることを提案します。ご見解を伺います。

答弁

自治会等が自主的に設置・運営する集会所の整備につきましては、令和4年度から地域館制度を創設し、一定の要件を満たす集会所を地域館と位置付け、整備、改修等に要する費用に係る補助の拡充や、バリアフリー改修に対する補助を新たに創設するなど、補助制度の拡充を図ったところです。
建築費の高騰への対応やデジタル化の導入についての補助制度は、現時点で考えておりませんが、デジタル化の導入に向けた新たな取組みにつきましては、まずは、地域におけるニーズの把握に努めるとともに、参考となりうる他市の事例の収集に努めてまいります。