自由民主党守口市議会議員団の水原慶明でございます。通告順に従い一般質問をさせていただきます。市長はじめ、理事者の方々におかれましては、前向きなご答弁をお願いいたします。
早速ですが、質問に入ります。しばしの間、御清聴をお願いいたします。

まず、体育館への空調設置について伺います。
９月も下旬となり、やっと暑さが和らいで参りました。それでも、日中に屋外にいると汗をかかずにはいられないところに、今年の猛暑の凄まじさを改めて感じます。

現在、熱中症による全国の死亡者数は、地球温暖化等を背景に増加傾向が止まらず、五年ごとの平均で年間1,000人を上回っています。もはや、特定年度の突発的な災害ではなく、毎年度襲ってくる災害となってしまっているのです。このような状況を受けて、政府は2030年までに熱中症による死亡者数を現状から半減させることを目標とする実行計画を５月30日に閣議決定し、取組みを進めているところです。

この計画では、高齢者への対策として適切なエアコン利用の周知徹底や、福祉関係の団体などに見守りの協力を求めるほか、教育現場などでは教室や体育館へのエアコンの設置の支援や、こども園などの送迎用バスでの車内への置き去り防止に取り組むこととしています。
守口市においても、政府の計画を受けて、府とも歩調を合わせながら、市民を熱中症から守るための実効性のある対策に取り組んでいただきたいと考えております。

そこで、まず、ご見解を伺います。
この令和５年度における守口市の熱中症対策としてどのような取組みを講じられたのか、現時点でその取組みをどのように評価されているのか、そして、来年度に向けて、どのように取組みを強化していくのか、ご答弁をお願いいたします。

市民を熱中症から守るために、最も有効な手段の一つがエアコンの適切な使用です。
自宅や職場だけではなく、市民が使用する公共施設においても、エアコンを設置し、適切に使用していただくこと、或いは、クールスポットとして提供することは、市民を熱中症から守るために必要不可欠と考えています。
私は、このような考え方の下で、これまで数度にわたり、緊急防災・減災事業債などを有効に活用した形での防災・減災事業として、大規模災害発生時に避難所として利用することを想定している小・中学校の体育館へのエアコン整備を計画的に進めていただくことを提言してまいりました。本件について、市として積極的に進めていただいていると伺っております。市の対応に感謝申し上げます。

ただ、言うまでもなく、公共施設は学校だけではありません。ほかにも、市民の方が集まる公共施設で、エアコンが設置されていない箇所は幾つもあります。一部報道によれば、来年の夏は今年度よりもさらに暑くなる可能性があるとのことです。猶予はありません。

市民を熱中症から守るために、多くの市民が集まる公共施設へのエアコン設置について、場合によっては中古品やリースの活用なども含めて、迅速かつ計画的に進めていただくこと、そして、エアコンを効かせた施設をクールスポットとして市民、来訪者に積極的に提供するよう提案いたします。
ご見解を伺います。