守口市議会 令和5年12月
就任8カ月経過しての市政の評価と各種団体との対話について
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水原
自由民主党守口市議会議員団の水原慶明です。
12月も半ばを過ぎ、今年も残すところわずかとなりました。一年が過ぎ去るのが年々早く感じられ、気忙しい中にもしみじみとした感慨を抱きます。
一方で、新型コロナウイルスやインフルエンザの感染拡大防止には十分に留意しつつも、忘年会、クリスマス、そして新年会の声を聴くところであり、こんなに賑やかな年末は何年振りかと、心より嬉しくも思っているところです。
そんな年の瀬、令和5年を振り返りながら、来年の守口市政がますます良いものとなり、市民の皆様に喜んでいただけるよう願いを込めて、質問、提言を行わせていただきます。皆様におかれましては、しばしの御清聴をお願いいたします。
就任8カ月経過しての市政の評価と各種団体との対話について伺います。
この令和5年を振り返れば、世界やわが国にとってもそうですが、守口市にとっても、非常に大きな変化のあった年でした。
今年、守口市もいろいろ変わりましたが、特に市政における最大の変化として、12年近くにわたり市政を運営された西端勝樹前市長がご勇退されました。その後、瀬野憲一現市長が市長に選出され、瀬野市政が開始されたところです。
私は、瀬野市長就任直後の代表質問において、西端前市長の改革マインドをどのように引き継ぎ、どのようにして市政運営をなさるのか、という、市政運営にあたっての瀬野市長の基本的な姿勢について伺いました。
そのご答弁は「前市長の改革マインドをしっかりと継承し、子育て世帯の定住促進を図り、活気あふれるまちづくりを実現するべく、近く策定に着手いたします「(仮称)守口市行政経営プラン」において、今後の行財政改革の方向性をしっかりとお示しし、さらなる市の発展に尽力してまいります。」というものであり、西端前市長の改革マインドをしっかり引き継がれる、との姿勢を高く評価したところです。
それから半年、4月のご就任から数えれば約8カ月が経過しました。令和6年度予算は編成中ではあるとは言え、日々の市政運営において、「瀬野カラー」が少しずつ見えてくるべき時期になってきたかと感じております。
そこで伺います。
現時点で、市政運営における「瀬野カラー」はどのようなところに発揮されているのか、瀬野市政において、守口市が発展の歩みをさらに進めた部分はどこか、自己評価を伺います。
合わせて、公約として掲げられた各種施策への取り組み状況についても伺います。
12月も半ばを過ぎ、今年も残すところわずかとなりました。一年が過ぎ去るのが年々早く感じられ、気忙しい中にもしみじみとした感慨を抱きます。
一方で、新型コロナウイルスやインフルエンザの感染拡大防止には十分に留意しつつも、忘年会、クリスマス、そして新年会の声を聴くところであり、こんなに賑やかな年末は何年振りかと、心より嬉しくも思っているところです。
そんな年の瀬、令和5年を振り返りながら、来年の守口市政がますます良いものとなり、市民の皆様に喜んでいただけるよう願いを込めて、質問、提言を行わせていただきます。皆様におかれましては、しばしの御清聴をお願いいたします。
就任8カ月経過しての市政の評価と各種団体との対話について伺います。
この令和5年を振り返れば、世界やわが国にとってもそうですが、守口市にとっても、非常に大きな変化のあった年でした。
今年、守口市もいろいろ変わりましたが、特に市政における最大の変化として、12年近くにわたり市政を運営された西端勝樹前市長がご勇退されました。その後、瀬野憲一現市長が市長に選出され、瀬野市政が開始されたところです。
私は、瀬野市長就任直後の代表質問において、西端前市長の改革マインドをどのように引き継ぎ、どのようにして市政運営をなさるのか、という、市政運営にあたっての瀬野市長の基本的な姿勢について伺いました。
そのご答弁は「前市長の改革マインドをしっかりと継承し、子育て世帯の定住促進を図り、活気あふれるまちづくりを実現するべく、近く策定に着手いたします「(仮称)守口市行政経営プラン」において、今後の行財政改革の方向性をしっかりとお示しし、さらなる市の発展に尽力してまいります。」というものであり、西端前市長の改革マインドをしっかり引き継がれる、との姿勢を高く評価したところです。
それから半年、4月のご就任から数えれば約8カ月が経過しました。令和6年度予算は編成中ではあるとは言え、日々の市政運営において、「瀬野カラー」が少しずつ見えてくるべき時期になってきたかと感じております。
そこで伺います。
現時点で、市政運営における「瀬野カラー」はどのようなところに発揮されているのか、瀬野市政において、守口市が発展の歩みをさらに進めた部分はどこか、自己評価を伺います。
合わせて、公約として掲げられた各種施策への取り組み状況についても伺います。
答弁
私は、就任後の所信表明において、「子育て世帯の定住促進を図り、活気あふれるまちづくり」を実現することを目標に掲げ、5つの方針をお示しいたしました。
まず、「開かれた市政運営」の一環として、就任後速やかに市長としての活動報告に特化した市のSNSによる情報発信の強化に取り組みました。
次に、「未来への投資促進」では、子育て環境の充実に向け、この2学期から、小学校給食費の恒久的な無償化を開始するとともに、子育て世帯の皆さんにご活用いただける子育て支援アプリの運用を令和6年1月から開始します。
「健康寿命の延伸」では、市民総合(特定)健康診査の受診率向上に向けた受診機会の拡大を図るため、これまでの市民保健センターでの集団健診に加え、新たに医療機関での個別健診を導入することについて、検討を進めております。
さらに、「公民連携や民間委託の推進」では、新たに複数の民間事業者と連携協定を締結するとともに、令和6年度からは、市内の公園の包括的な維持管理業務を民間委託により実施いたします。
また、「さらなる行財政改革の推進」については、今後の改革とまちづくりの方針として、現在「守口市行政経営プラン」の策定を進めているところです。
プラン案につきましては、近く、議員各位を始め、市民の皆さんにもパブリックコメントを通じて、お示ししてまいります。
こうした取組により、新たな市政運営の第一歩を着実に踏み出すことができたと考えております。
まず、「開かれた市政運営」の一環として、就任後速やかに市長としての活動報告に特化した市のSNSによる情報発信の強化に取り組みました。
次に、「未来への投資促進」では、子育て環境の充実に向け、この2学期から、小学校給食費の恒久的な無償化を開始するとともに、子育て世帯の皆さんにご活用いただける子育て支援アプリの運用を令和6年1月から開始します。
「健康寿命の延伸」では、市民総合(特定)健康診査の受診率向上に向けた受診機会の拡大を図るため、これまでの市民保健センターでの集団健診に加え、新たに医療機関での個別健診を導入することについて、検討を進めております。
さらに、「公民連携や民間委託の推進」では、新たに複数の民間事業者と連携協定を締結するとともに、令和6年度からは、市内の公園の包括的な維持管理業務を民間委託により実施いたします。
また、「さらなる行財政改革の推進」については、今後の改革とまちづくりの方針として、現在「守口市行政経営プラン」の策定を進めているところです。
プラン案につきましては、近く、議員各位を始め、市民の皆さんにもパブリックコメントを通じて、お示ししてまいります。
こうした取組により、新たな市政運営の第一歩を着実に踏み出すことができたと考えております。
水原
そのうえでの提言となりますが、私はかねてよりこの議会でも申し上げているように、西端前市長の市政運営を高く評価しております。
評価するべき点は多々ありますが、最も高く評価していることの一つは、守口市の行財政基盤を確立するため、勇気を持って様々な改革を断行されながらも、関係する様々な団体と協議、対話を行い、連携、協力を模索する姿勢を決して失わなかったことです。
言うまでもなく、市政は市役所だけで運営されているものではありません。
地域や業界のメンバーが結成した様々な団体と連携、協力を行い、それを通じて、施策をより効果的、効率的な形に、或いは過度の弊害を防止する形に調整しています。
西端前市長は、それが市民のためになると考えた場合には、誰が反対しようとも施策を、改革を断行されましたが、その前には、或いはその最中であっても、関係する団体との真摯な対話、協議を続け、協力を求める姿勢を決して失いませんでした。私は、そうすることによって、「健全な行財政基盤の確立」と「市民の皆様が暮らしやすい守口」の両立を実現されたと考えています。
瀬野市長におかれても、そうした姿勢を引き継ぎ、施策を、改革を進めるに当たっては、関係する各種団体と真摯に協議、対話を続け、連携、協力を目指す姿勢を持っていただくことを求めるものです。
こういうことを提言すると、「各種団体の言いなりになれと言うのか」「パブリックコメントをはじめ市民が市の施策に直接に意見を言える機会がある」「市長・市議会議員が市民の代表ではないのか」という批判が寄せられるかもしれません。
しかしながらそのような批判は的外れです。各種団体には、その地域、その業界等の実情に通じた人たちの様々な意見を集約し、特殊事情、特殊事例ではない、地域、業界等の全体を俯瞰した提言として取りまとめられるという独自の効果があります。一例として、より良い地域づくりのために地域団体と対話することが、果たして不要でしょうか。
また、その地域、その業界等の実情を反映した声を、直接市政に届けるという点において、政策、人物全体を評価して選出していただく市長・市議会議員と対立するものではなく、むしろ補完するものです。それは「大阪都」を巡る住民投票が、首長や議会の存在を否定するものではなく、補完するものであるのと同様です。
そして何より、私は「各種団体の言いなりになれ」と申し上げているものではありません。真摯な対話、協議を重ねて理解を求め、それでも理解が得られない場合には、勇気を持って断行されることも政治家のあるべき姿の一つです。しかしながら、対話、協議を拒む、或いは「アリバイづくり」的に扱うことは、独善的な姿勢につながる危険性があると申し上げているのです。
このような考えから、施策を進める場合には、それに関係する各種団体と真摯に協議、対話を続け、連携、協力を目指していただくよう瀬野市長に提言いたします。
日頃よりそのようにしており、今後もそうする、というのであれば、この議会の場でそれを市職員や各種団体、そして市民の皆様に明確にしていただければ結構です。
市長のご見解を伺います。
評価するべき点は多々ありますが、最も高く評価していることの一つは、守口市の行財政基盤を確立するため、勇気を持って様々な改革を断行されながらも、関係する様々な団体と協議、対話を行い、連携、協力を模索する姿勢を決して失わなかったことです。
言うまでもなく、市政は市役所だけで運営されているものではありません。
地域や業界のメンバーが結成した様々な団体と連携、協力を行い、それを通じて、施策をより効果的、効率的な形に、或いは過度の弊害を防止する形に調整しています。
西端前市長は、それが市民のためになると考えた場合には、誰が反対しようとも施策を、改革を断行されましたが、その前には、或いはその最中であっても、関係する団体との真摯な対話、協議を続け、協力を求める姿勢を決して失いませんでした。私は、そうすることによって、「健全な行財政基盤の確立」と「市民の皆様が暮らしやすい守口」の両立を実現されたと考えています。
瀬野市長におかれても、そうした姿勢を引き継ぎ、施策を、改革を進めるに当たっては、関係する各種団体と真摯に協議、対話を続け、連携、協力を目指す姿勢を持っていただくことを求めるものです。
こういうことを提言すると、「各種団体の言いなりになれと言うのか」「パブリックコメントをはじめ市民が市の施策に直接に意見を言える機会がある」「市長・市議会議員が市民の代表ではないのか」という批判が寄せられるかもしれません。
しかしながらそのような批判は的外れです。各種団体には、その地域、その業界等の実情に通じた人たちの様々な意見を集約し、特殊事情、特殊事例ではない、地域、業界等の全体を俯瞰した提言として取りまとめられるという独自の効果があります。一例として、より良い地域づくりのために地域団体と対話することが、果たして不要でしょうか。
また、その地域、その業界等の実情を反映した声を、直接市政に届けるという点において、政策、人物全体を評価して選出していただく市長・市議会議員と対立するものではなく、むしろ補完するものです。それは「大阪都」を巡る住民投票が、首長や議会の存在を否定するものではなく、補完するものであるのと同様です。
そして何より、私は「各種団体の言いなりになれ」と申し上げているものではありません。真摯な対話、協議を重ねて理解を求め、それでも理解が得られない場合には、勇気を持って断行されることも政治家のあるべき姿の一つです。しかしながら、対話、協議を拒む、或いは「アリバイづくり」的に扱うことは、独善的な姿勢につながる危険性があると申し上げているのです。
このような考えから、施策を進める場合には、それに関係する各種団体と真摯に協議、対話を続け、連携、協力を目指していただくよう瀬野市長に提言いたします。
日頃よりそのようにしており、今後もそうする、というのであれば、この議会の場でそれを市職員や各種団体、そして市民の皆様に明確にしていただければ結構です。
市長のご見解を伺います。
答弁
より良い市政運営を行うために、市民や団体の方々のご意見をお聞きすることは、欠かすことのできないものと考えております。
就任以降、多くの皆さんと対話をさせていただく機会があり、地域の課題や市政に対するご意見などもお聞かせいただきました。
今後も1つひとつのご意見にしっかりと耳を傾けながら、市政運営に邁進してまいります。
就任以降、多くの皆さんと対話をさせていただく機会があり、地域の課題や市政に対するご意見などもお聞かせいただきました。
今後も1つひとつのご意見にしっかりと耳を傾けながら、市政運営に邁進してまいります。