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議会活動

守口市議会 令和3年9月

妊産婦へのタクシー利用補助制度創設について

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保育・教育・子育て

水原

 皆さんこんにちは。
私は、自由民主党守口市議会議員団の水原慶明でございます。
通告順に従い一般質問をさせていただきます。
議員各位、並びに傍聴の皆様におかれましては、しばしの間ご清聴賜りますよう宜しくお願い致します。

まず、妊産婦へのタクシー利用補助制度創設について伺います。
 わが国においては、2021年9月1日までに、全人口の約1,2%にあたる148万2,253人が新型コロナウイルス感染症と診断されています。
 感染された方々やそのご家族にお見舞いを申し上げるとともに、感染拡大を防ぐためにご尽力くださっている皆様方に、改めて、心より感謝申し上げます。
さて、厚生労働省が公表している「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」の速報値によると、9月7日までの1週間に全国で感染が確認された人のうち20歳未満の方の人数は1万9,571人に上っています。7月20日までの1週間に感染した20歳未満の方の人数である3,450人と比べて約5.6倍に増えています。また、年代別新規陽性者が多いのは、20代、30代、40代の順で、子育て世代が突出しているところです。
 WHOの発表によると、9月2日現在でVOC(懸念される変異株)4種、VOI(注目すべき変異株)5種などが指定されており、次々と新たな変異ウイルスが現れています。これまで子ども・若者には感染しにくいとされてきた新型コロナウイルスですが、感染力の高い変異株の登場により、子ども・若者への感染も大きく増加しつつあるのが実情です。
 本市においても様々な感染予防対策を講じているところではありますが、自らの意思だけでは検査や治療を受けることが困難な子どもたちへの感染対策について、特に強化して頂くようお願い致します。 
この観点から、一点提言をさせて頂きます。
妊産婦の方々は、産婦人科への通院を定期的に行わざるを得ず、体調も通常時より崩しやすくなっています。結果として、新型コロナウイルスに感染した場合には、ご本人にとっても周囲にとっても深刻な状況となる可能性が高くなっているところです。
このため、不特定の方が利用するバスや鉄道等の公共交通機関の利用を躊躇う、あるいは控えている方もおられると仄聞しております。
そこで、妊産婦の皆様が外出する場合には、タクシー利用料金を補助してはいかがでしょうか。
もちろん、どのような外出であっても補助するべき、ということではなく、妊婦健診や子どもの健診・予防接種等のために外出する場合、すなわち、自らと子どもさんの生命と健康を守るために必要な外出に限り、経済的及び精神的な負担を軽減するため、タクシー利用料金の一部を支援してはいかがかと提案するものです。
このような支援を行うことにより、妊産婦の皆様が安心して検診等を受けることができ、また、感染のリスクも大きく減らすことができるのです。
子育てをしやすい街を目指すこの守口市だからこそ、妊産婦の皆様と子どもたちの生命と健康を守るために必要な新たな新型コロナウイルス感染症対策として、このような補助制度を創設し得るものと考えます。
 市の見解を伺います。

答弁

 妊産婦の方々につきましては、安全・安心に妊婦健診等を受診していただくことができるよう、妊産婦やその同居者に対して、優先的にコロナワクチン接種を実施しているところであり、こうした取組を通じて、新型コロナウイルス感染症への感染リスクを低減させ、安心して出産や子育てに向けた生活を送っていただくことができるよう努めております。
 このことから、新型コロナウイルス感染症対策としてのタクシー利用補助制度の創設については、現時点では考えておりませんが、妊産婦の方々が安全・安心に子育てできる環境は、子育てしやすさ日本一をめざす本市としては大変重要と考えておりますので、今後有効な対策を検討してまいります。